大分トリニータの新規フォロワー獲得数がすんご~い
BIGクラブではない限り、地元やゆかりのある地域のサッカークラブを応援するのが一般的だと思います。
Jリーグであれば、『浦和レッズ』や『鹿島アントラーズ』といったアジアでも有名で、日本代表選手を多く輩出しているクラブはBIGクラブと位置づけすることができるでしょう。
現時点ではとてもBIGクラブとは言えない、県域100万人クラブ『大分トリニータ』のSNSマーケティングを担当させて頂いてから約半年。
そんなトリニータの半年の成長率をJ2他クラブと比較しながら振り返ってみようと思います。
今年は選択と集中ということで、Twitterに注力をしてやってきました。
2018年6月時点でのJ2クラブフォロワー数
これは2018年6月時点でのJ2各クラブにおけるTwitterフォロワー数です。
<2018年6月時点>
総フォロワー数:850,106人
平均フォロワー数:38,641人
アビスパ福岡は凄いですね~。
大分トリニータはWORST3です。
それが約5ヶ月後どうなったのか・・・
2018年11月時点でのJ2クラブフォロワー数
はい(笑)
全く順位変動なしでした。
順位変動がなかったのは理由があります。
2018年6月~2018年11月期間のフォロワー増減数
その理由がこちらです。
大宮アルディージャ以外のクラブはフォロワー数を着実に増加させているんですよね。
<2018年11月時点>
総フォロワー数:872,690人
平均フォロワー数:39,668人
その為、フォロワー数ランキングに変動はありませんでした。
そんな中でも増加数には当然差が生まれています。
大分トリニータは2位に約2倍の差をつけて新規フォロワーを獲得しています。
次のグラフをみて頂くとより分かりやすいかと思います。
トリニータのフォロワー数推移
トリニータとその他クラブ成長率比較
計測を開始してから綺麗に右肩上がりの推移になっています。
最後にグッと上がっているのは昇格の影響ですが、それ以外を見ても安定的に数字を伸ばしています。
他のクラブとの成長率を比較しても、通常時で5.8ポイント差をつけている状況です。
なぜ伸びているかは2つの理由があります。
その1つがこちら。
この表は、「現在J1リーグに所属していて、九州に本拠地があり、大分と人口も近いクラブ 」と比較をしたものです。
見ての通り、大分は人口に対するフォロワー比率が圧倒的に低いです。
フォロワー率が低いということはPRやマーケティングに課題があるのはもちろんですが、一方でポテンシャルとしてはかなり高いと感じています。
それが成長している(フォロワーを伸ばしやすい)理由の1つです。
そしてもう1つは、組織改革を含めた戦略・戦術の確立です。
失礼になるかもしれませんが、初めて対面した時、トリニータの広報・マーケティングチームは『組織的に機能している』という感じはありませんでした。
しかし、そこから社長や経営企画室室長の神村さんらによる意識改革が行われ、組織は少しずつ変わっていきました。
(前提、私が半年で感じたことなので、それ以前に色々な努力があったのだと思います。)
組織が良い方向に変わることで、戦略・戦術は全体に伝わり、責任感と納得度の高い状態で業務が遂行してるなと感じています。
以上、J2クラブのTwitter数値とトリニータの可能性について簡単にまとめさせて頂きました。
では、実際にどのような戦略・戦術を立てアクションをしてきたのか?
今後どのようにWEB上の仕掛けを考えているのか?
その辺りはまた改めてブログで紹介したいと思っています。
100万人クラブの逆襲ってのは非常に面白いです。
『ピッチ上のプレー』だけではなく、『ピッチ外でどのようにして顧客満足度を上げていくか』ということにやり甲斐を感じています。
監督や選手が試合をつくるように、フロントはエンタメをつくらなくてはいけない。
来シーズンに向けて色々と準備していきたいと思います。
いつもとおり、最後はスポンサー募集です。面白いことを一緒にやりましょう。