【サッカーによって余暇時間の価値を高める】

サッカービジネスをしたいと常々話をしているが、その背景や理由について整理をしたことがなかったので改めて整理。

そもそも心の中や頭の片隅にぼんやりあるものをしっかりとアウトプットしていく必要がある。
その中で現状の課題や自分の詰めの甘さというものが浮き彫りになってくるのではないだろうか。

f:id:heiseino1990ishikawatakuboku:20180527160332p:plain

 

 

<目次>

   

スポーツ市場の可能性

JリーグDAZNの契約により加速するスポーツコンテンツの価値

近年スポーツビジネスは、グローバル化が進む中、コンテンツとしての価値の認知が高まっている印象です。

日本のJリーグにおいては、Perform Groupが提供するスポーツのライブストリーミングサービス「DAZN(ダ・ゾーン)」と2017年からの10年間で約2,100億円の放映権契約を締結しました。

これによって、DAZNによりJ1、J2、J3の全試合が生中継されることとなりました。Jリーグは、2017年から10年間分の放映権料として2,100億円をDAZNから受け取ります。このような大型契約の実現を受け、Jリーグの今後も注目されています。

またJリーグに限らず、海外サッカーやボクシングの「メイウェザーVSマクレガー」の日本での独占ライブ配信も行われるなど、海外のサッカーやボクシングなどを見ることも一般的になってきましたが、今後もこうしたコンテンツ価値のみならず国内では地方創生といった観点でも大きな可能性があると思っています。

圧倒的な成長市場。スポーツビジネスの市場規模は900億ドルに達する。

少し古いデータですが、スポーツビジネスの市場規模は2013年に761億ドルに達しています。2018年現在その規模は900億ドルを越えていると言われています。

2005年では460億ドルの市場規模だったことを考えると12年で倍近くの成長をしており、今後の成長もますます期待できます。

(出典:「Winning in the Business of Sports」AT Kearney)

 

「サッカー」にこだわる理由

グローバルにおけるサッカーの市場規模に注目。

スポーツと聞くと様々な競技をイメージされると思いますが、実は市場の大きさで比較するとほとんどがサッカーと米国スポーツで占めています。

 

f:id:heiseino1990ishikawatakuboku:20180527144337p:plain

注:米国スポーツは、米国のアメリカンフットボール、野球、バスケットボール、ホッケー、モータースポーツ、大学スポーツを含む

サッカーは特に欧州にて大きなビジネスになっています。欧州リーグの選手の巨額の移籍金の報道などで耳にした人も多いかもしれませんが、サッカーはグローバルに展開しており、スポーツの中でも最大の規模で、2013年で353億ドルの市場規模に達しています。

先日Jリーグヴィッセル神戸が現役スペイン代表(バルセロナ所属)イニエスタ選手を獲得したことを発表しました。このように徐々にではありますが日本でも移籍市場というのは活発になることが予想されます。
スポーツごとの市場成長率、今後の成長率予想でみても、サッカーは2009年から2013年までで年平均成長率(CAGR)9%と高い成長を実現しており、2013年から2017年までの成長率でみても年平均成長率5%となっています。
アジアでもサッカーが最も大きい市場となっています。

f:id:heiseino1990ishikawatakuboku:20180527144403p:plain

サッカー市場はアジア・欧州を中心に大きなマーケットであり、今も尚成長している市場になります。

日本のJリーグも一時は伸び悩んだものの、2017年は初めて1,000億の事業規模に成長しました。

Jリーグの17年度事業規模は史上初の1,000億円超え! 浦和が過去最高の営業収益に!! | サッカーダイジェストWeb

今後日本のJリーグは間違いなく成長していきます。

その上で改めて「正しい問題定義」、「他分野との融合」が必要だと感じています。

 

シンプルにサッカーが好きだから

非常に主観的ではありますが、私自身がサッカーが好きだからというのが一番の理由です。幼少期にサッカーに出会ってから、サッカーを通して色々なことを学んできました。

「努力は必ず良い方向に自分を導く」「仲間とことを成す」「忍耐力」「感謝の気持ち」「人との出会い」「生き方」「感動」・・

ここでは書ききれないほど、サッカーは我が人生の軸であり、今の思想を生んでいると思っています。

書いてある通り「サッカーが楽しかった!」というよりも、「サッカーが教えてくれた」ってことのほうが適切な言葉だと思っています。

そのサッカーに対しての恩返しと、「サッカーの価値を多くの人に知ってもらいたい」という想いを持っています。

そして、サッカーだけではないと思いますが、スポーツは大きな感動を生みます。6年前東日本大震災が発生しました。

その際に東北で行われた「東日本復興支援チャリティマッチ」の様子です。

www.youtube.com

現役日本代表対JLEAGUE AS ONE。45歳の三浦知良選手がゴールを決めました。技術も体力も到底日本代表には及ばない中、たった一度のチャンスをものにし、ゴール。

魂のこもったカズダンスは多くの人に勇気を与えました。

 

余暇時間の価値を高める

余暇時間を十分に活用している人は20%

※内閣世論調査「余暇時間」についての調査データ 参照

実は余暇時間を「十分に活用している人」は全体の20%しかいませんでした。「活用している人」を含めても全体の約60%程。

つまりは、約80%の人は余暇時間に対して十分な活用ができていない状態です。

また余暇時間活用方法として、もっとも多いのが「テレビ,ラジオ,新聞,雑誌などの見聞き」で約43%でした。

戦後から働くこと、贅沢をしないことを教えられてきた日本人は「娯楽」という分野で世界から遅れをとっています。どこまでの関係性があるかは分かりませんが、少なからず「余暇時間」の活用に影響を与えている気がします。

 

余暇時間をデザインする

人々が余暇時間を活用できていない理由はいくつか考えられます。

大きく分けると3つ。時間的問題、金銭的問題、機会的問題に分けられると思います。

その中で時間的問題、金銭的問題は簡単に解決することはできないでしょう。

では、機会的問題。こちらに関してはソリューションを提示できるのではないかと思います。

先に述べている通り、「娯楽(スポーツを含む)」分野において圧倒的に後進国である日本だからこそ、この部分を変えることが人の態度変容に大きくヒットするはずです。

その機会をつくることが私がやりたいことです。

 

ながらサッカー観戦

「ながらサッカー観戦」そんな言葉が広がると良いなと思っています。

サッカーを観に行くことが目的になる必要はありません。

サッカーを観に行くから、「美味しいものを食べられる」「大切な人と楽しく過ごせる」「非日常の休息感を得られる」。

サッカーがハブとなり、多くの体験、価値を提供できることが理想です。

あくまで余暇時間の価値を高める一つの手段・アプローチに過ぎませんが、この分野のスペシャリストになりたいです。

 

 

とまあ、長々と自分勝手に綴ってみました(笑)

あとは行動あるのみ。

市場の課題も、個人的な課題も山積み。一つ一つやっていくしかないですね。

 

 

もちろん、生まれつきの能力の問題も
まったく無視はできない。
それでもやはり、
これはおまけみたいなものだ。
絶え間なく、
粘り強く努力する。
これこそ何よりも重要な資質であり、
成功の要といえる。


by トーマス・エジソン